【名探偵コナン】某元帥リスペクト系男子が転生しました 1st【転生トリップ】

元帥の手袋が26枚 ページ27

「すみません、こちらにハンカチは落ちていませんか？」


店内に戻り、さっきの日本人店員に声をかけた。


「ハンカチ？どんなデザインのだ？」


やっべ。ハンカチのデザイン聞くの忘れた。


「すみませんがそれはちょっとわかりません…。」


「そうか…。まあ、落とし物がないか店長に聞いてくる。少し待ってな。」


親切な店員さんやで…。まあデザインわかってもものがなかったらどうしようもないよな…。




「わるいね、待たせた。…ハンカチの落とし物はなかったな。」


「そうですか…。」


店員から、ハンカチの落とし物は届いてないということを聞いて女の子の方に視線を向ける。店内の会話は聞こえないはずなのにそれだけで察したのか、見るからにしょんぼりとした。頭いいなあの子。



でもやっぱりなー。しょげる女の子を放っておくほど俺外道じゃないからなー。



少し考えて、店内に視線を這わせる。そして、女の子のもとに向かって歩き出した。


「I kept you waiting.(待たせたな。)」

「No, thanks for asking him.(ううん、彼に訊いてくれてありがとう。)」


落胆を隠しきれてない女の子の手を掴み、徐に歩き出す。


「What's!?(なに！？)」

「Should be fine. Leave it to me.(大丈夫だ。俺に任せろ。)」


少しニヒルな笑いを浮かべる。女の子が思わず頬を染めたことには気付かなかった。


(男子たるもの、婦女子は大切にしないとな!!)

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