最後の・・・ (ページ18)

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ジョンスの驚きページ18

深呼吸をして、ジョンスに向き直り、覚悟を決める。

『あのね、ジョンス。』

LT「ん」

『来年転役でしょ！
その頃には、一人で待っていないと思うの。』

LT「んん？」

意味がわからないのであろう、ジョンスが首を傾げる。

『この家で、待っているのは、一人ではないってこと。
わからない？』

そう聞いた私の意味がわかったようで、一気に顔が驚きに変わった！

LT「赤ちゃん？」

尋ねるジョンスに笑顔で答える。

『今５ヶ月に入ったところ、来年の２月には生まれるの』

驚きと喜びが混じった顔をしてジョンスが私のお腹をさする。

LT「本当に？」

『んっ』

私の答えを待たず、ジョンスの胸に抱き寄せられた。

LT「A、ありがとう。
なんて言っていいのかわからない。
本当にありがとう。嬉しい。
こんな嬉しい事今までなかったよ」

言いながら今度は額に瞼にたくさんのキスの雨を降らせてくれた。
私も嬉しかった。

ジョンスに報告ができたことで、一つ胸を撫で下ろせた。
今度は、桜だ！
ジョンスに、桜にも言っていないことを伝えた。
二人で、並んで、ビデオ通話に映る。

SK「ママ？」

『桜～？元気～？』

SK「私は元気だけど、何？
幸せ自慢？ジョンスアッパと一緒になんて」

ちょっとうざそうな桜の受け答えはスルーして本題を伝える。

『来年に桜はヌナかオンニになるよ！』

LT「よろしくねヌナ！」

私の言葉に合わせて、ジョンスが茶化す。
はぁ？といった顔をほんの一瞬したがすぐに、電話に食いついてきた。

SK「ママ！本当！
赤ちゃんできたの？弟？妹？」

食いついてきたかと思うと今度は質問攻め。

『まだまだ分からないよ。
あと２ヶ月くらいしないと』

SK「えー！！！
病院は行ったの？
次いつ行くの？」

『もう、ゆっくり言って！
いっぺんに言われても答えられないでしょ！』

桜は昔から変わらない。
自分の聞きたいことはいっぺんに言ってくる。
困ったものだ。

『病院へはもう行きました。
次の検診は来週行きます。』