いつからだろう・・・ (ページ9)

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秘密　ートゥギ　sideーページ9

―トゥギ side―

このあいだのAの態度がおかしかった。

なんだか途中から避けられていたような。
何かしたかな？

もっと一緒に居たかったのに、桜たちの宿舎に行くことは止めれない。
Aのたった一人の娘だし、会いたいだろうし。

でも、いいんだ！僕にはこれがある。
ウネたちがこっそり撮っていたAの写真。
撮影ヌナばりに上手に撮れている。

やっぱりかわいいなAは！

そう思いながら見つめている。毎晩のことだ。

この腕で抱きしめたい。
そんな思いを抱えながら過ごしていた。

少し前に恵菜理事に相談したことがあった。

女性と付き合ってもいいかと。

相手は？と聞かれたけど、一般人とだけしか答えなかった。
でもこの業界に関わりがあると。
理事は勘のいい人だから、きっと知ってるんだろうな。
僕の好きな相手。

でも本人に何も言ってなくって、付き合ってるわけでもないのに、名前を出すことなんてできない。
そんな相談だったにもかかわらず、意外な返答が帰ってきた。

相手が僕を受け入れるなら良いと。

驚いたが嬉しかった。
これで、Aに気持ちを伝えてもいいんだと。