いつからだろう・・・ (ページ4)

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それぞれの気持ちページ4

SUJUの宿舎に行くまでに時間がある。

一旦事務所に帰ろうと思いタクシーを拾った。

ちょうど事務所の練習室には学校を終えた練習生達が集まってきていた。
その横をすり抜け自分のデスクに着く。
午前中の報告書と健康所見書を書いていると恵菜が来た。

EN「あれ、Aはやいわね。
こんな時間に事務所にいるなんて。」

『うん、次ぎに行くまでに時間が空いたから、先に報告書書いておこうと思って』

EN「どう？問題は無い？」

『問題？問題ねー？
あっオニュ君が２日に１度は来て欲しいって言ってたかな。
・・・ところで恵菜？
この間の意味ありげないい方はいったいなんだったの？』

訝しげに聴いてみる。

EN「えー、気にしてたの？」

『気になるわよ』

EN「たいした事じゃないわよ」

『なに、なに？』

私の問いかけに迷いながらではあるが、恵菜が口を開いた

EN「・・・んーー？・・
会社で噂になってるのよ。
誰がAをおとすかって。」

『えーっ、なにそれ』

EN「その中には事務の子もいれば、デビュー前の練習生から、デビューしている現役まで様々で、Aの気持ちは何処に有るのかなって勘ぐっただけ」

『そんな事～、勘ぐらないでよ。
恥ずかしい。』

デスクに顔を伏せながら頭がぐちゃぐちゃになるのが分かった。
まさか自分が色恋沙汰に巻き揉まれてるなんて予想もしなかったから。