いつからだろう・・・ (ページ14)

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聞かなきゃいけない人ページ14

それから一週間考えに考えた。明日トゥギが帰ってくる。

最後に相談しなければ、ならない人がいる。
私は電話をとり、その人に電話をかけた。

トルルル・・・トルルル・・・

？「ヨブセヨ」

相手の声が聞こえた、すぐに声が出なかった。

『さ、桜？』

SK「ママ？どうしたの？これから撮影なんだけど、今じゃないと駄目？」

『あっ、ごめん。うんすぐ終わる
・・・・あの、・・・・
ママ男性とつきあってもいいかな？』

SK「えっ、もう終わるからすぐに折り返す、待ってって」

そういって桜は電話を切った。
そう最後に聞かなきゃいけない人は娘の桜だった。
桜の気持ちを無視して恋愛なんて出来ない。
それから１５分くらい経っただろうか？
桜から電話がかかってきた。

SK「ママ、どうゆう事？
相手は誰？私の知ってる人？
どうして急にそんな話になってるの？」

矢継ぎ早の質問のついていけない。
ゆっくりと切り出す。

『急じゃないの。
一週間前に告白されて、ずっと考えてたの？』

SK「なんですぐに相談してくれなかったの？」

『うーん、ママの気持ちも整理出来なかったから』

SK「で、相手は誰？」

『・・・トゥギ』

SK「えーっ、トゥギオッパ？
マジで！！ママすごーい」

『すごいって・・・他人事みたいに。
貴方はいいの？
私とトゥギがつきあっても。
結婚するかもよ？』

SK「そんなの関係ないよ。
ママが幸せになるなら、トゥギオッパであろうと誰であろうといいに決まってるじゃない？
ママの気持ちは？」

『・・・・受けようと思ってる。』

SK「じゃあ決まりね。
でもさすが私のママね。」

『いいの？つきあっても？』

SK「もちろんよ」

明るく答えてくれる桜がありがたかった。

翌日、朝一でsuper juniorのみんなが帰ってきた。

その足で事務所に来ていた。

私は朝の報告書を書くために出勤していて、廊下でトゥギとすれ違った。

「きょう、来てね。答え聞かせて」

耳元に囁くように尋ねる

『うん・・・』

それだけ言って通り過ぎて行った。

その後デスクに戻り、事務をこなす。
そんな私の姿を見かけた恵菜が声をかけてきた。

EN「A、精が出るわね。
今日はSUJUだけ？」

『うん・・・そう』

EN「なに、なんか返事が重いわね」

『今日トゥギに返事をしなきゃ』

EN「いい返事なんでしょ、いいじゃない？」

『こんな事するの何年ぶりか？』

EN「下手に年齢重ねて無いでしょ。
乗り切りなさい」

恵菜は遠回しにエールを送ってくれた。