私は美食家にまとわりつかれてます。取り敢えず助けろ【月山習】 (ページ8)

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#6 残念ページ8

｢せっかく綺麗だったのに･･･残念｣

そう言って立ち上がりスカートの埃を叩き落とし、もう一度彼の顔を見上げる

A｢私、小さい頃から喰種に興味があってさ。それでちえが身近に居る喰種、月山くんを教えてくれたの。ちえは私が通報しないってわかってて教えてくれたんだと思う。もちろん私は通報しないし誰にも言わないよ｣

『いいもの、見ちゃったし』と笑う私を見て月山くんは未だに口を開かず私を見ている

･･･私、なんか変なこと言ったかな？

《バァン!!!》

｢｢！？｣｣

静寂の中唐突に教室のドアが大きな音をたて思い切り開き、ドアに視線を向ける

まさか今の誰かに聞かれてたりしt｢Aー。遅くなってごめん！あれ、月山くんも居たんだ｣

･･･ちえか、心配はいらないみたいだ

｢･･･ビビった｣

｢calmatoだよ僕、calmato｣

月山くんはビビりすぎたのか暗号みたいなのを唱えてる

｢ここのドア滑りいいね。A帰ろ！月山くんまたね｣

｢あ、待ってちえ！･･･月山くん、鍵頼んだ！じゃっ｣

急いでカバンを持ち、片手を上げて月山くんに挨拶してちえの後を追った

月山｢･･･陽海A。本当に面白い人だ。ますます興味が湧いたよ｣

取り残された月山習は、1人笑みを浮かべ先程女子生徒が走り去った方を見ていた