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【出会い】7 ページ7

それからちょこちょこ顔は合わせているが話しかけると一つ返事してどこかへ行ってしまう

こんなことを続けられててもいい気はしないので次に会った時にでもとっ捕まえて話つけよう

そう決意して5分後、アリーナに行った時に敵チームに13が居た

もちろんあっちは近づいてこないので交戦はしなかった

バトルが終わると私は足早にロビーに戻る

絶対に逃すもんか

ロビーに到着するともうすでにロビーから出ようとしている13の後ろ姿が見えた



「おいサーティーン待て!!!」

13「っ!?」



こちらを振り返って目を見開くと進行方向を向いて走って廊下に出て行った

足の速さには自信がある私はすかさずサーティーンを追いかける

あっという間にサーティーンに追いつくと背中にかかっている鎌を掴み空いていそうな小部屋へ引っ張る



13「おい、A!鎌は危ねぇから引っ張るな!!」

「うるさい!逃げるアンタが悪いんでしょ!」



そう言うと彼はおとなしくなり俯いた



「やっと捕まえた、ちょっと気がかりなことがあってさ。アンタ、私のこと避けてる?」



そう聞くと彼は肩をビクッと震わせた



「なんで避けてるの?私避けられるようなことした?」



『アンタは私に避けられるようなことしたけど』と言うとチラッとこちらを見た



13「・・・そんなに聞きたいか?」

「話せるなら」



そう言うと彼は顔を上げると私の両肩に手を置いてガッチリと固定する



「え、なになに?ちょっ、離せよ」

13「俺様、お前のことめちゃくちゃ大好きなんだけど、お前と居るとナタデコk「ちょっと待てストップ」あ?」

「待て、今なんつった?ワンモア」

13「俺様?」

「そのあと」

13「お前のことめちゃくちゃ大好き」

「それ。いったい何があったの?」

13「何って、言っただろ?俺様のお気にちゃんだって」

「あぁ、そういうことね。で?」

13「お前と居るとナタデココになっちまうから避けてたって話」



ナタデココ・・・キューブのことか

確かに最初で最後、同じチームになった時敵にやられてもいないのにキューブになった

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作者名:チェシャ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Cheshire0811/likes  
作成日時:2022年9月16日 17時

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