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【出会い】6 ページ6

アダム「Aさん、貴女と戦うのは少々気が引けますね・・・」

「とか言って手加減する気もないでしょ?」

アダム「もちろんです」



正直アダムに勝てる自信はない

Cは取れている

倒せなくても誰か来るまで持ち堪えるくらいはできるだろう

剣を構えアダムに向かって振るった






決着はもうすぐつく

もちろん私があともう少しでやられる

彼はあと半分くらい残っている

回復すればまだいけそうだけど、回復している間にやられそうだ



アダム「Aさん、すみません」



そう言いアダムは私に剣を振り下ろす

目を瞑って衝撃がくるのを待つ

しかし一向に衝撃は来ない

衝撃の代わりに数回の銃声とアダムの断末魔が聞こえた

目を開けると目の前に真っ黒な背中



13「わりぃ、本気出しすぎた」

「サー・・・ティーン?」

13「お!初めてちゃんと名前呼んでくれたなA!!すげぇ嬉しい!!!・・・って、こんなこと言ってる場合じゃねーな。早く回復しとけ」



そう言って敵側から私を遠ざけてCを守りに行く

素早く回復を済ませてサーティーンの横に立つ



「別に頼んでないけど」

13「素直じゃねーな。お気にちゃんが傷つけられてんの黙ってみてろってか?無理だね」

「・・・助けてくれて、ありがとう」

13「は?」



お礼を言った瞬間サーティーンはキューブになって弾け飛んだ

敵は来ていない



「え・・・なんで??」






結果は3-2でこちらの勝利に終わった

あのあとCは取られたもののボイちゃんが裏取りしてくれて勝てた

危ない

そういえばサーティーンはキューブになって弾け飛んだ後から近くに寄って来ることは無く、ずっと遠くで戦っていた

絡まれなくなったのはありがたいが、明らかに避けられてる気がしてなんか嫌だな



Voi「Aサン 13サン オツカレサマデシタ」

「お疲れボイちゃん。・・・サーティーンも」

13「お、おう」



それだけ言って彼はロビーを出て行ってしまった



「何あれ」

Voi「サア? ニンゲンノキモチハ セイミツキカイニモ ワカリマセン」

「あれは死神だけどね」

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作者名:チェシャ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Cheshire0811/likes  
作成日時:2022年9月16日 17時

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