【クリスマス2022】END ページ39
急に現れた13に思わず声をあげる
ソーンくんももちろん悲鳴をあげ、アダムはビクッと体を揺らす
どこから湧いたんだ
13｢また相棒とお喋りか？暇だなアダム｣
アダム｢今宵はパーティーですからね。美しいレディとご一緒したいと思うのはいけないことですか？｣
13｢Aは俺様と過ごすんだよ｣
アダム｢今いらっしゃらなかったので他の女性と過ごしているのかと思いました｣
13｢あ”？｣
バチバチと火花が飛び散っている２人
ソーンくんが怖がっていたので皆のところ行ってきなと解放してあげた
さて、私はどうしようかな
じゃーねーってお姉様方のところに行くのもいいが、このまま喧嘩がエスカレートするのも嫌だし
かと言ってこのままにしておくのも私が困る
アダムは話を聞いてくれるが、13は･･･力づくか
ほんと、世話のかかる相棒を持ったな
｢はいはいそこまで！ごめんねアダム、うちの相棒が｣
13｢んだよそれ、俺が悪いみてぇな言い方｣
｢アンタが喧嘩ふっかけたんでしょ｣
ほら、パーティーおしまいと13を立たせて広間のドアまで押す
全員広間にいるため廊下に出るととても静か
2人の声だけが廊下に響く
13｢A、おまe ｢13｣ ｣
13｢んだよ｣
｢部屋まで連れて行って、トナカイさん｣
両腕を広げて抱っこしろと言うポーズをする
｢さっきソーンくん羨ましそうに見てたでしょ。ほしいんじゃないの？プレゼント｣
きょとんとした顔をした13だったが、私のドレスを見て理解したのかニヤリと笑う
13｢俺Aのそう言うとこめっちゃ好き｣
｢はいはいありがとう｣
13｢お前の部屋？俺の部屋？｣
｢どっちでも。お好きな方で｣
13｢じゃあ俺の部屋でじっくりプレゼント開けるかな〜｣
私を抱き上げると額にマスク越しにキスを落とす
聖なる夜はまだまだこれから
サティへのプレゼントがなんだったのかわからない人は、最初の方にヴィオ様の言っていたことを思い出してくれれば答えがわかるはず！
メリークリスマス！
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作者名：チェシャ | 作者ホームページ：https://twitter.com/Cheshire0811/likes
作成日時：2022年9月16日 17時
