死神さんの気まぐれ短編集【２】

【出会い】３ ページ3

今いける！と剣を振り下ろした瞬間ヤツは空高く飛び上がった

黒い羽が舞い散る

ガチの死神みたいだ

今のうちに回復しよ

少し離れて回復カードを出した瞬間＿＿＿






13｢そんな距離じゃ一瞬だぜ？｣






私の背後からヤツが飛びかかってきた

ヤツの手には赤い鎌



13｢そら、イッちまいなァ！｣



鎌が振るわれた瞬間、私の体はキューブになって弾け飛んだ

あれ、コイツ･･･ガンナーじゃないの？






アイツ、鎌持ってる時ガンナーとは思えないくらい近付いてくるし飛んでくるし意味わからない

でも３回くらい返り討ちにしてやった

まだまだ新人に負けるつもりはない

でもバトル結果は２-３で負けだった



まとい｢くぅｯ、惜しかったねぇ！！｣

コクリコ｢ふぁ〜〜。あれ？コクリコなにしてたんだっけ？｣

｢･･･｣

まとい｢ん、A。どうかしたのかい？｣

｢えっ？あ、いや。なんでもない｣

まとい｢そうかい？そういえば13と戦ってたじゃないか。どうだった？｣

｢･･･私アイツ嫌い｣

まとい｢まぁ、Aとは合わなそうだって思ってたけどね｣



そう言ってまといちゃんは苦笑いした



｢ガンナーかと思ってたら鎌に持ち替えて近距離攻撃ばかり。一撃も重いし、なんなのアイツ｣

まとい｢アイツはね、ガンナーだけどロールを切り替えることができるんだよ｣

｢どういうこと？｣

まとい｢アイツは、銃を持ってる時はガンナー。鎌を持ってる時はアタッカーになれるんだ｣

｢は、なにそれ。てことは、ガンナー兼アタッカーってこと？｣



そう聞くとそうそうとまといは頷く

なんてズルいヤツ

そんなのチートじゃん

でも覚えた、ガンナー＆アタッカーね

次は容赦しない

【出会い】４→←【出会い】２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す