【銀魂】万事屋の変人について【沖田総悟】 (ページ31)

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沖田side

「ん…？ん…！？」

やらかした。完全にやらかしてしまった。顔の赤いコイツを目の前にし、過去にどこかに捨てた羞恥心と、ある感情が芽生えるのが分かった。

「なにそんなに戸惑ってるんでィ」

「え、え、だって沖田さん私にチュー……」

「真選組ではチューは外国でいうハグと同じようなもんだぜィ」

「(もしかして真選組ってホモなの！？？？)」

「(やべェェェ、マジでやらかしたァァァ！！)」

「へ、へー。そうなんですか、じゃあ私も土方先輩にチューしてきます」

「は？やめやがれそんな事」

「何でですか」

「アイツはスケベだから、襲われるかもしれねェですぜ」

嘘をついた。本当は土方の元へ行かせたくないだけなんだがな。コイツをどうも土方に取られるのだけは許せねェ。

だがそんな事より

「(コイツマジで綺麗じゃねェか)」

自分で気付かないほどAに惚れているらしい。その美貌にその性格に。ほかの女よりも何よりも魅力があるコイツにどうやら俺は墜ちてしまったらしい。

「A」

「は、はい？」

「まァ、似合ってるぜィ。ソレ」

「…あ、ありがとうございます」

「(よし、言えた)」

「(素直なのは良いんだけど何か怖いんだけど！！！)」

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