和泉一織に彼女ができるまで【アイドリッシュセブン】 (ページ8)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:18,000 hit

球技大会ページ8

「この学校にも球技大会ってあったんですね」

3ヶ月もすれば、2人はちょいちょい雑談するようになってきた、眼福。

ラビチャとかもしてるっぽい。

朝のSHRで、担任が、

「今日から球技大会の練習始まるんだろ？お前ら1位狙えよ！」

と熱く鼓舞し、それを受けての発言らしかった。

ちなみに、教師陣の中で勝ったクラスの担任が奢るとかやってるからこんなに熱いんじゃないか、という噂もある。

なんてはた迷惑なんだ……(俺は球技全般苦手だ)

「そうだね、バレー、バスケ、卓球、ドッジボールから選ぶんだよ。私どうしようかなぁ」

「なるほど……」

2人が自分の競技を悩んで黙り込む。

ええ、そこお互いにキャッキャウフフと話し合うとこじゃないの……？

「いおりん、バスケやろーぜ。俺、バスケ」

「四葉さん」

「おう。なー、Aちゃん、聞いて。いおりん、バスケうめーの」

「え、すごいじゃん！顔も良くて勉強もできて、運動もできて、歌も上手いしダンスも……うわ、ほんとにパーフェクトだ」

ふふ、と一色が口元に手を当てて笑う様子はどうにも可愛らしい。

俺がそう思うほどだから、和泉は耳が真っ赤っかになっていた。

四葉はゴーイングマイウェイ。

さすがすぎるだろ。