和泉一織に彼女ができるまで【アイドリッシュセブン】 (ページ20)

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映画が始まるまでにはあと15分。さすが和泉というかなんというか。

あ、俺？俺はいつも映画の一時間前に映画館に行ってチケット出して席取って、そのまま40分程近場のゲーセンで時間を潰す派です。

もちろん今日もマ○オカートで爆走してきました。超気持ちいい。

ちなみに音ゲー苦手なので太鼓とかはやりません。姉貴は好きだけどね、リズムゲーム。

「和泉くん、動物好き？」

「まぁ嫌いじゃないですけど」

「知ってる？この映画館の裏道を真っすぐ行って、最初の曲がり角を左に行くとね」

そこで一色が一度口を閉じる。ごくりと思わずつばを飲む俺。

「猫のたまり場があるんだよ！」

「なっ……」

なるほどな！！！

いや、何キレてんだって思うよな、ごめん、でもさ。

傍から見たらカップルなわけ。

しかもイケメン(和泉一織)、何故か赤面してるわけ。

かわいいよな、猫のたまり場ってだけで可愛いけど、それを一色が言うのも可愛いし、一色がなんでためたのかもよくわからなくて可愛いよな、けどな。

そこはさぁ、

「私、和泉くんのこと結構好きなんだよね」

「なっ、何を言ってるんですかあなたは」

みたいな少女漫画ありがちドキドキ展開で良かったじゃんか！！！！