・ ページ28
濱田side
淳太の車の中。
「治ったばっかで悪いんやけど､照史ん家行ってくれへん？」
帰る前に言われた淳太の言葉がフラッシュバックする。
なんで､照史なんやろ...
中「濱ちゃんついたで！」
濱「おん､」
中「俺はこの後仕事やから､じゃあな！」
濱「ありがとう！」
中「おん！」
照史の家まで乗せてくれた淳太を見送って､
チャイムを押した。
桐「あっ濱ちゃん！元気になって良かったな！」
濱「おん､淳太のおかげやで､」
桐「とりあえず中入ってや！｣
俺は照史に促されながら家の中に入った。
いつもと変わらない､照史らしい部屋に。
桐「お腹空かへん？なんか作ろか？」
濱「大丈夫やで､お腹空いてへんから､」
熱出して余計に食べられんくなってしもてん。
もう匂いだけで吐きそうなくらい。
桐「濱ちゃん､俺がいまから聞くことに正直に答えてな､」
濱「おん､」
桐「最近いつご飯食べた？」
濱「えっ...」
まさかそんなこと聞かれるとは思わんくて､声が出てもうた。
ホンマに全く食べてないねん､多分1週間くらい食べてへんと思う。
桐「ほんまは､食べへんのやなくて､食べられへんのとちゃう？」
濱「...」
桐「俺は､責めたりせえへんからさ､ほんまのこと話してくれへん？」
優しい､語りかけるような声に､照史になら言っても大丈夫かなって思てん。
せやから俺は何一つ隠さずホンマのことを言うことにした。
もちろん今までのこと全部。
濱「あんな､俺」
桐「おん」
濱「1週間くらいなんも食べてへんねん､飲むのも水だけ」
桐「えっお腹空かへんかったん？」
濱「お腹は､空いてんねん。でも……」
桐「体が受け付けんくなってもうたんやろ？」
濱「おん...食べたら全部戻してまうようになった。」
桐「分かるで、その気持ち､俺もなりかけたからさ笑」
安心した。
この気持ちを分かってくれる人がおるってだけで､少し気持ちが和らいだ。
桐「でもさ､なんで急に食べられへんくなったん？」
濱「それは､､､」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 450人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
恋音(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます!!遅くなるかも知れませんが､書くので待っててください！ (2018年10月16日 17時) (
レス) id: ade70c139c (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ではリクエスト失礼します！�陲舛磴鵑�高熱我慢して肺炎になってしまうお話お願いします！咳多めだと嬉しいです。看病は中桐神でお願いします！ (2018年10月16日 5時) (レス) id: 3240da5017 (このIDを非表示/違反報告)
恋音(プロフ) - ありがとうございます！ぜひリクエストよろしくお願いします!! (2018年10月11日 7時) (レス) id: ade70c139c (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 感動できる話かけるのすごいです！またまたリクエストしてもいいですか？ (2018年10月11日 0時) (レス) id: 3240da5017 (このIDを非表示/違反報告)
恋音(プロフ) - みるくさん» こちらこそリクエストありがとうございました！涙流してくれる方がいてめっちゃ嬉しいです！！ (2018年10月8日 7時) (レス) id: ade70c139c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋音 | 作成日時：2018年9月16日 22時
