奇跡の卒業式(赤)短編

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そして日曜




私とお母さんは大毅のいるという病院に




面会入口から入って、指定されてた病室に向かう




病室の前に着けば聞こえてきた




会話…ではなく話し声。




大毅のお母さんの一方的な声が、震えてて




まだ見てないけど、状況は直ぐに判断できた




ｺﾝｺﾝ



2回ノックしてドアを開ける




｢あ、今日はありがとうね、Aちゃん、｣




『いえ……あ、の、大毅は…』




｢あ、｣




困ったように笑って




｢なんていえばいいのか分からないんだけど、｣




カーテンの向こうにいるであろう大毅




姿が見えないから余計、悲しさが募る




｢________________なの…｣




大毅のお母さんの口から発された言葉は衝撃的だった

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