まっすぐ君だけに〜番外編〜 (ページ8)

今日:7 hit、昨日:31 hit、合計:49,351 hit

・ページ8

渡辺side

涼太と2人で呼んでいただいた雑誌の取材と撮影

俺らはゆり組に特別感は抱いてないけど、それに注目して仕事が頂けるんだからありがたいもんだ

2時間ほどで終わって、この後はオフだし早く帰るかなんて思っていると

涼｢あ、ラウールもここで取材してるらしい｣

｢まじ？｣

涼｢うん。ラウールもこれで終わりだから待てるなら一緒に車乗せてくれるって｣

タクシー代も勿体ないし、それならとラウールのいる楽屋を教えて貰う

｢あ、マネージャー。まじでいいの？｣

マネ｢お疲れ様。どうせラウールを送ってくからね〜｣

｢楽屋入っていいかな？ライターさんに聞いてみるわ｣

涼太もラウールの様子が気になるようで、2人で声をかけると、中にいても構わないとこのと

ラ｢しょっぴー、舘さん、お疲れ様｣

涼｢ありがとう｣

｢取材頑張れよ｣

少し離れた場所に座って、様子を見ていると...

涼｢なんか顔色悪いね｣

｢やっぱり？なんかふらふらしてんのも気になるよな｣

座って取材を受けているはずなのに時々ふらっと頭が揺れたり、言葉に詰まったりするのが気になる

顔色も良いとは言えないし...

ラ｢ありがとうございます。またお願いします｣

取材が終わって、ライターさんが出ていくとラウールに駆け寄って額に手を当てる

｢熱は無いか...。どっか体調悪くない？｣

そう声をかけると、見上げた顔は目に涙を溜めていて

あぁ、また1人で我慢したなってすぐに分かった

ﾟ