まっすぐ君だけに〜番外編〜 (ページ3)

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ラウールside

連日続く仕事、ありがたいけど逃げ場がない気がして

あまり慣れない仕事場に慣れないスタッフさん

なんかいっぱいいっぱいになっちゃって、疲れてるのに昨日はあんまり眠れなかった

だから、気づいたらふっかさんの膝枕で寝ちゃってた

辰｢ラウ〜、そろそろメイクとセットするって。起きれる？｣

｢んぅ...ふっかさんありがとう｣

辰｢いいえ〜｣

照｢30分ぐらい寝てたな。よく寝れた？｣

そう声をかけられて周りを見れば、もう全員揃ってて、メイクを終えているメンバーもいる

きっとギリギリまで寝かしといてくれたんだ

1番年下なのに、いや、だからこそ甘やかしてくれるんだけど、なんか申し訳ないなぁ

辰｢暗い顔してる。今から収録だからアイドルの顔して？笑｣

｢うん、ごめん｣

優しく言ってくれたけど、甘やかすだけじゃない、仕事にしっかり取り組むふっかさんらしい

ニコッと口角を上げて、待っててくれたらしいふっかさんと岩本くんと一緒にメイクさんの元へ

クマ隠しとくね〜なんて言われて、目に見えてわかるほど顔に出てるのはダメだよなぁってまた自己嫌悪

楽屋には戻らずそのまま収録になって、寝不足のせいかテンションが上がらずなんだかふわふわ...

辰｢ラウ...ラウールさん聞いてますか！？笑｣

｢へ！？あ、ごめんなさい！笑｣

大｢すみません、うちの子ちょっとぼーっとしちゃって！｣

康｢ここで天然だすなや〜笑｣

みんなフォローしてくれるけど、カメラも回ってるのに集中できてないなんて

顔はわらってるつもりだけど、心臓がバクバクしてる

スタッフ｢はーい、じゃあここでちょっとセット変えるので休憩挟みます｣

スタッフさんから声がかかって、全員スタジオから出る

辰｢疲れてる？大丈夫か？｣

｢うん、集中してなくてごめんなさい。トイレ行ってくるね｣

特にトイレに行きたかった訳じゃないけどなんかみんなに申し訳なくて

少し1人になりたくてトイレに足を進めた

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