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目黒side


バスを降りて、ラウールを早く人混み解放するために、みんな早歩きで移動してて


先頭を歩く照くんについて歩いていると、後ろにいた康二とラウールがいないことに気づいた


7人で移動しても迷惑だからって、俺だけで探しに行けば端の方で休んでる姿を発見


とりあえずみんなに連絡して、ラウールに声をかけていると呼吸は少し落ち着いたみたい


康「ほんま、めめ来てくれてよかったぁ...」


「康二がついててくれてよかったよ」


ぐたっとしているラウールは力が抜けてきたのか、前にいる俺にもたれてくる


「その体勢キツくない?」


甘えてんのかなぁと思って背中をトントンしながら問えば、ぎゅっと服を掴まれる


ラ「ぐるぐるする...」


「え、まじ?」


康「ほんまや、顔色真っ青!」


ラウールがしがみついてて動けない俺に代わって康二が覗き込めばびっくりして声をあげる


「気持ち悪くない?」


ラ「...っはぁ、ふぅ」


康「吐くとあかんし、袋出しとくわ」


答えられないみたいだけど、多分気持ち悪いみたい


ラウールはいつも目眩が強くでるっぽくて


そういえばこの前阿部ちゃんと佐久間くんもそんな状況のラウールを迎えに行ったって言ってたなぁ...


目眩が酷いなら少しベンチに横にさせたいんだけど、吐き気があるならそうもいかない


康「しんどいなぁ...」


人が少ないとはいえ、人目があるとラウールもなかなか休めずにふぅふぅと息を吐くだけ


ラ「...もう大丈夫」


やっと顔を上げた頃には20分ぐらいは経っていて


放ったらかしだったスマホを確認すれば大量の通知


さらには、マネージャーさんがもう迎えに来ているらしい


「康二、荷物もって。ラウールは背中乗りな」


康「任しとき!ラウ〜、めめに背負ってもらい?」


さすがに歩くのは辛かったのか、素直に体重をかけてくるラウールを背負って、人混みから抜け出した



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設定タグ:SnowMan , ラウール , 絆系
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作者名:きゅん | 作成日時:2022年8月27日 20時

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