まっすぐ君だけに〜番外編〜 (ページ2)

今日:16 hit、昨日:12 hit、合計:49,372 hit

purple & yellow ページ2

深澤side

最近ラウールの気持ちがちょっと落ち気味

というのもソロの仕事が続いてしまっているからで

生憎俺らもなかなかラウールに時間を割いてやれなくて

家で声をかけることは出来ても、はぐらかされたり、自室に逃げられたり

せめてマネージャーだけでもラウールを優先して付くように、とお願いしているが｢どの現場でも萎縮してしまっていて...｣と聞かされてる

ただでさえ結構な人見知りなのに、人が怖くなってしまったのもあってなかなか人と関わるのが上手くいかないみたい

そんな中、少し久しぶりのレギュラー番組収録

いつもの現場なはずなのに、楽屋に向かう途中も口数が少なくて元気がないラウール

｢ラウ、どっか体調悪い？｣

ラ｢え、あ、ううん！そんなことない！｣

大丈夫だよ〜って笑ってみせるラウールはやっぱり本調子じゃなさそうで

他のメンバーもちらちらとこっちを見てて心配そう

楽屋に着いて、隣に座ってみると微熱気味な気がする体温とじっとりした冷や汗を感じる

｢ちょっと触らして？んー...｣

ラ｢熱ないよ？ふっかさん、なぁに？｣

不安そうに俺を見上げるラウール

きっと仕事に支障を出すのが嫌なんだろう

｢大丈夫大丈夫。ラウがしんどくないならいいよ。ちょっとでもおかしいと思ったら教えてね｣

ラ｢うん...｣

軽く頭をぽんぽんと撫でてやると、擦り寄ってきて膝枕でそのままうとうと...

そこに照が来て、小声で話し始めた

照｢熱ありそう？｣

｢いや、あっても微熱かな...？まぁ最近忙しくしてたし、ちょっと追い込まれてるっていうか、疲れてんのかも｣

照｢まぁ今日は慣れたスタジオとスタッフさんだしどうにかなるか｣

ﾟ