岩本side ページ4
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何も進展がないまま、ラウールの心は傷ついていき、気づけば1月中旬
賢いラウールのことだから、阿部の協力もあって大学受験は推薦で無事に合格
学校にも行かなくてもよくなったものの、体調も心の調子もなかなか良くならなさそう
今日もちょっと苦しいみたいで、楽屋でぐったり深呼吸を繰り返している
大「大丈夫?ちょっとくるしいね...」
ラ「大丈夫...気にしないで」
康「毎回そんなこと言うて...1人じゃしんどいやんか〜。弱音吐いていいんよ?」
何度も体調不良を繰り返すうちに、自分で落ち着くまでじっとすることに慣れて頼らなくなった
「お前がそんなこと言ったら俺らが寂しいだろ?」
翔「そうだぞ。ふっかの顔見てみろ」
ラ「...ふふ、ありがとう 笑」
ラウールが顔をあげれば、すごく心配そうな顔をしていたのに、変顔をするふっか
まぁまぁブスなやつ...
亮「お、今日のお弁当美味しいやつだよ〜。ラウ、どれにする?」
ラ「...今日はいいかな」
蓮「やっぱ気持ち悪いの?」
ラ「...大丈夫」
少し吐き気もあるみたいで、今日は朝からあまり食べてれない
涼「低血糖怖いからジュース飲むんだよ?ゼリーはどう?」
舘さんの問いかけに頷いて、小さめのゼリーの封を開けたラウール
吐き気があるだけで、食べようと思えば食べられるらしいし、吐いてしまう訳では無い
どちらにせよ辛そうなのは事実で、俺らは頭を悩ませた
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作者名:きゅん | 作成日時:2021年12月5日 0時