まっすぐ君だけに３ (ページ15)

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向井side ページ15

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ふと目が覚めると、カーテンの隙間から光が見える

時計を見たら、アラームがなる10分前

｢ん〜｣

伸びをして、ラウを見るとまだすやすや寝てるみたい

ほんま、こんな赤ちゃんみたいな寝顔みたら起こしたくないわぁ...

ラ｢ん...｣

｢起きてもうた？｣

ラ｢んぅ...ふぁ...｣

まだ目も半開きでむにゃむにゃ言うてる

｢昨日寝るのちょっと遅なったもんなぁ。眠い？お休みする？｣

ラ｢...んーん、起きる｣

眠い目をこすりながら、起き上がったラウはそのまま俺にハグ

ラ｢よく寝れた？｣

｢俺の心配より自分のことやろ。体調大丈夫？学校行く？｣

ラ｢うん、久しぶりの学校だぁ...｣

ぼそっと呟いたその声は、明るく聞こえるし、口角は上がってるけど目に光がない

｢あー、俺がラウと離れたないわぁ...｣

ぎゅーっと抱きしめ返すと、なにそれって押し返された

つれないやつや...

リビングに行くと、美味しそうな朝食

顔を洗って、制服を着て、前よりも量が減ってしまった朝食を食べて

翔｢よし、じゃあ行くか｣

ラ｢うん、お願いします｣

辰｢行ってらっしゃい、気をつけてな〜｣

仕事の人も全員起きてお見送り

今日もラウが何事もなく過ごせますように...

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