聞きたくない声 (ページ4)

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彼の声はとてつもなく
透き通っていてとても安心する

でも、性格は女ったらし、、

正直、勿体無いよ？？先生。

私の数学のテストが悪い理由は

多分、いや絶対、先生のせい ( )

あの声が耳に入るだけで、安心してしまう

だから当然頭に全くもって内容が入って来ない

ーー

こんな話を祐基としながら

ようやく学校に着いた

祐基は私と同じクラスだから

下駄箱も近くにある

祐｢ほんとに世界史嫌だよ～～泣｣

どんだけ嫌なんだよって突っ込めるくらい

酷いお顔をしてるよ？？祐基ちゃん

でもね、私も毎週この日が嫌なんだよ？？

だって、今日の六限目は、

私の嫌いな担任、そう、小笠原先生の授業だから。

そう思いつつ自分の下駄箱を

開けて靴を入れていると

隣で音がした。

反射的に横に目を向けると

毎日恒例のあれだった。

祐基の下駄箱の真下の床には

大量の手紙で埋め尽くされていた。

そう、祐基は小笠原先生の次にモテる

何度か見知らぬ女子グループに

呼び出しを喰らったり

目をつけられたりしたこともあったくらいだ。

祐｢ま～たこんなに沢山貰っちゃった！んふふ～｣

祐基ファン｢キャーーー！！可愛い～～！！｣

｢・・・｣

なんだよこれ。アイドルか