〈ﾘｸｴｽﾄ〉#ymoi｜恋人−1 ページ28
『今日の晩飯は〜かり〜かり〜♪』
俺は上機嫌に歌いながら家への帰路についていた
別に特別なことはなんもないんだけどな
翔はカレー好きだから喜んでくれるかなとか思ってるだけだ
『隠し味は〜「葵...？」....は？』
声がした方を見るとそこにいたのは高校二年の時に一年間だけ付き合ってたいわゆる元彼だ
名前は真司。一見優しそうだが中身はただの D V 野郎だ
俺はこいつが初めての恋人だったので嫌でも記憶に残っている
結局こいつは他の女と浮気して俺のことを捨ててくれた
「やっぱり葵だ！久しぶりだな〜、元気だったか？」
『あ、あぁ久しぶり...まぁ普通、だな』
「そっか！俺は最近部長に昇進してさ〜」
そこから延々と真司の自慢話が続く。昔から自分のことばかりなのは変わらない
俺は家を知られたくなかったので遠回りしていくことにした
「はー、やっぱお前と話してると楽しいわ！」
『そうか、そりゃよかった』
俺は一ミリも楽しくない。流石に無いってわかってるけど、いつ殴られるかって恐怖がずっと渦巻く
「...なぁ葵、俺たち、また付き合わないか？」
『....は？』
突然そんなことを言われ、さすがの俺も固まった
こいつ、別れて時のこと覚えてないのか？というか、なんで俺がまだこいつを好きだなんて思ってるんだ。寒気がする
『いや、悪いけど、俺今付き合ってるやついるから...』
「...は？葵が？俺以外と？」
一気に声色が変わり俺の身体は一気に強張った
この声はよく知ってる、不機嫌になったときの声だ。
この声で怒鳴られ、殴られた
「いやいや、意味わかんねぇ...お前は俺が好きだろ？」
『いつの話してんだ...もう、好きでも何でもない...だから(ﾊﾞｼﾝｯ！？』
俺を平手打ちする真司
痛い、怖い、痛い、怖い、怖い、怖い
「お前は俺のもんだって、昔教えたよな？何舐めたことしてんだ？」
『舐めて、ない...俺は、お前のじゃ、ない...』(ﾀﾞｯ
真司は俺が口答えしたことの驚いたんだろう
その一瞬の気のゆるみの時に俺は全力で走った
＿＿＿＿
『ｹﾞﾎｯ...ｺﾞﾎｯ...ﾊｱ、ﾊｱ』
いつの間にか家の近くの公園にまで逃げてたらしい
真司がくる気配はない
なんとか巻いたらしい
『...っ、痛い...』
叩かれた頬が痛む
まだ体が震えてる
『....帰ろう』
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とーや(プロフ) - 流さん» 初めまして！！リクエストありがとうございます🥰承りました！！私生活が忙しいため少々お時間頂きますがお待ち頂けますと幸いです🙏 (4月21日 20時) (
レス) id: 5d15f478f0 (このIDを非表示/違反報告)
流 - はじめまして！どのお話も素敵で読んでてすごく癒されました！ymoiさんの恋人ってお話凄く良かったので、それのkneさんバージョンをリクエストしても良いですか？よろしくお願いします！ (4月21日 2時) (レス) id: 3b26bb41f1 (このIDを非表示/違反報告)
とーや(プロフ) - つきさん» え！？ほんとですか！？そう言って貰えてめちゃくちゃ嬉しいですー！！！了解致しました！！最近忙しくてお時間頂きますが、お待ち頂けると幸いです🙇♀️💦 (3月30日 19時) (レス) id: 5d15f478f0 (このIDを非表示/違反報告)
つき - 初めまして、kneさんの解像度が高くて凄いです！リクエストさせてください！最近配信やライブの準備で忙しいkneに寂しくて構ってと言えず部屋に閉じこもる主くん。それに気付いて恐る恐る部屋に入ってきて甘々に甘やかして、ごめんね？ってするkne読んでみたいです！ (3月28日 4時) (レス) id: 3b26bb41f1 (このIDを非表示/違反報告)
とーや(プロフ) - 櫻さん» リクエスト受け付けております！！ありがとうございます🥰それでは少々お待ち頂けますと幸いです！！読んで頂きありがとうございます🤍 (3月22日 18時) (レス) id: 5d15f478f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とーや | 作成日時：2023年4月24日 10時
