ARSの病系 短編小説 part８

◯最悪な１日(和也)３◯ ページ37

和也side

和「はぁ...」

翔「気分悪くなった？」

和「...吐くかも...」

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ロケバスで移動中の俺ら。まだ３０分ぐらいしか経ってないみたいだけど、体調悪い上に山道走ってるから吐き気が襲ってくるのが早くて...。

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翔「そろそろカーブが多いところ入るみたいだけど、吐きそうなら我慢せずに吐いていいからな。」

和「ごめんね...」

雅「ニノ、俺らのこと気にしないでいいからね？」

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そう言って、後ろから顔をのぞかせた相葉さん。
ちなみに席順は、俺の隣に翔さん、その後ろに残りの３人が座ってる状態。

そして、しばらくして...

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和「ごめっ...吐くっ...ゲホッ、ゲホッ！うえっ...」

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さすがに我慢できなくなり、袋に嘔吐した俺。

そして、こんな俺を見て、優しく背中を撫でた翔さん。そんなことしたらバレちゃうじゃん...。

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翔「ニノ？もしかして熱あるんじゃね？」

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ここで嘘なんかつける余裕なんてなく、素直に翔さんに伝えた。

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和「ごめん...朝から体調悪くて...っ！おえっ！ゲホッゲホッゲホッ！」

翔「そっかそっか...辛かったな。スッキリするまで吐きな...。」

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そう言って、優しく背中を撫で続けてくれた翔さん。

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和「うっ...ゲホッゲホッ！」

翔「大丈夫大丈夫...。」

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