ARSの病系 短編小説 part８

◯心臓病(翔)６◯ ページ20

和也side

病室に戻り、晩飯を食べた後に少しだけ嵐について話した。

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翔「俺さ、こんな体だし、もう嵐辞めたほうがいいのかな...」

和「そんなことないですよ」

翔「どうして？１人辞めたぐらい誰も困らねぇよ。」

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さすがにこの言葉にはイラッとした。

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和「本気で言ってるんすか？嵐って１人でも欠けると嵐じゃないんです。５人で嵐なんです。」

翔「ごめん、分かってるよ...分かってるけど...」

和「俺らは心臓病を患っていようが、これから何があっても翔さんのことをサポートします。だから...辞めるという判断はしないで下さい。」

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ここまで言うと、翔さんも困った顔をして返事をしてくれた。

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翔「分かった。ごめんなニノ。軽々辞めたいとか言って。」

和「いえ、分かってくれるだけで...」

翔「じゃあ、俺もう寝る...んっ！ゲホッ、ゲホッ！」

和「翔さん！？」

翔「にのっ、ゲホッゲホッ...！せん、せっ...ゲホッゲホッゲホッ！」

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すぐにナースコールを押し、先生が来るまで翔さんの背中を撫で続けた。

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��ガラッ...！��

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先「櫻井さん、大丈夫ですからね。ゆっくり呼吸しますよ〜。
チアノーゼが出てる...注射の準備を！」

看「はいっ！」

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先生が翔さんに近寄り、手当をしている間は遠くで見ていることしかできなかった。

そしてしばらくしたあと、発作も落ち着き、翔さんは疲れ果てたのかぐっすり眠っていた。

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先「二宮さん、櫻井さんのことですが...」

和「はい...」

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先生からは３日間じゃなく、１週間入院してほしいとの事だった。

詳しく先生から聞くと、翔さんの体には結構な負担がかかってるみたいです。

翔さん、脱走なしで１週間ゆっくり休んで体調を良くしてくださいね。

みんな待ってますよ...？

〜end〜

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