ARSの病系 短編小説 part８

◯胃腸炎(和也)５◯ ページ1

智side

松潤が楽屋を出て行ったあと、体温計が鳴った。

.

.

智「うわあ...」

和「大野さん...？」

智「ニノ、ソファーに横になっときな？辛いでしょ」

和「んっ...」

.

.

とりあえずニノを寝かせ、体温計を翔くんと相葉ちゃんに見せた。

.

.

雅「まじか...」

翔「ニノマネに病院行くように伝えるわ」

.

.

そう言って翔くんが連絡を取っていると、松潤がスポドリを持って帰ってきた。

ソファーで横になっているニノを起こし、スポドリを渡した。

.




翔「ニノ、１口でいいから飲みな。脱水で倒れるぞ」

雅「一応、ビニール袋持っとく？」

和「うん...」

.

.

なんとか１口スポドリを飲んだけど、勢いよく嘔吐してしまった。

.

.

和「おえっ...！ゲホッ、ゲホッ！ゲェー！」

.

��バシャ、バシャッ！！��

.

潤「あっぶねぇ...」

.

.

ニノは、手に持っていた袋を開く余裕なんてなく、床に嘔吐しそうになったのを予備で袋を持っていた松潤が受け止めてくれた。

.

.

雅「ニノ、大丈夫大丈夫。スッキリするまで頑張ろうな...」

.

.

相葉ちゃんはニノが落ち着くまで背中を優しくさすってくれた。

.

��トントン��

.

智「はーい？」

和マ『二宮のマネージャーです。様子を見に来たのですが、入ってもよろしいでしょうか？』

.

.

さすがに吐いている姿を見られるのはマネージャーであれ嫌だと思い、俺が廊下に出る事に。

.

.

和マ「わざわざすいません、廊下に出て頂いて。」

智「大丈夫だよ。とりあえず、今の状態は熱も高いし、吐き気と腹痛が辛いみたいだから、車用意しといてくれる？ニノの様子が落ち着いたら、すぐ行くから。」

和マ「分かりました。二宮をよろしくお願いします。」

.

.

俺は楽屋に戻り、ニノの荷物をまとめ、すぐに出れる準備をした。

しばらくしてニノの状態も落ち着き、病院に連れて行くと.【胃腸炎】と診断された。

そして、メンバーの誰かが仕事のオフな日は、誰かがニノにつきっきりで看病してあげた。

早く、元気になれよ…？

〜end〜

｡*☆MOENA便り☆*｡→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す