ハウスの猫の子Ｎｏ．2 (ページ10)

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53.サクラと猫ページ10

レイside

ﾚｲ
「ゆっくり食べろ馬鹿」

『美味しいのです!!』

スープを美味しい美味しいと言いながら
口に運んでいるA。コイツなんか元気だな...

『前から思ってたのですよ！

レイは料理上手なのです!!』

ﾚｲ
「大声出すな、傷開くぞ」

注意しつつ「ありがとう」の意味を込めて
頭を撫でてやると気持ちよさそうに目を細めた

あぁ、Aと居ると調子狂う

ﾚｲ
「あっ、そうだコレやる」

『はわぁ、きらきらしてるのです』

ﾚｲ
「ジリアンにヘアピン貰ったから作ってみた」

Aに渡したのはピンク色の花飾りがついた
ヘアピン、花飾りは作ったものだ

『もしかしてコレ、サクラって花なのですか？』

ﾚｲ
「まぁ一応はな、お前好きだろ？こうゆうやつ

それに前髪いつも邪魔そうにしてるし」

『さっそく付けてみるのです！』

そう言ってスッと俺にヘアピンを渡した
察して渋ったが本人はきらきらした眼差しでみてくる

ﾚｲ
「ったく、自分でつけろって」

『やったことないからわかんないのです』

ﾚｲ
「はぁ...ん、できたぞ」

『ありがとうなのです！可愛いのです！』

そう言ってはしゃぐAをなぜだか
とても愛おしく思えた

ーこっそり見てた人達ー

ｼﾞﾘｱﾝ
「レイってAの事...ﾑｸﾞｯ」

ｷﾞﾙﾀﾞ
「ダメよジリアン、ゆっくり見守っていくんだから」

ｱﾝﾅ
「そうよ、バレないように応援が大切」

--------ｷﾘﾄﾘ線--------

個人的に落ちはレイかなって思う。
ここまで来たらレイかなって感じだよね。