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91.初めましての再開を ページ48
レイside
《レイ、こっち》
誰かに呼ばれた気がして振り返る
体が引き寄せられるように動き出す
ｷﾞﾙﾀﾞ
「ちょっ、レイ!?」
エマ！A！
人ごみを掻き分けて探す
ﾚｲ
「ハァッハァッ...」
気の所為だったのか...？
エマside
ペンダントがない事に気づき探すために走る
どこで落としたんだろう
《エマ》
夢で聞いた声に振り返るとキラリとなにかが光った
あ、ペンダントあった！
しゃがんでペンダントを取る
??
「いた...！」
？
「エマ...!!」
「「やったぁぁぁ!!」」
抱きつかれ、喜ぶ人達に戸惑う
なんとか言葉をしぼり出して彼等に言った
ｴﾏ
「…あの、皆さんどなた…ですか…？」
知らない人達が困惑し悲しそうな顔をした
そんな中、白髪の男の子が言葉を零した
？
「良かった...
記憶がなくても僕らの顔を覚えていなくても
生きていてよかった...
幸せそうで、こうしてあえてよかった。
あれからみんな元気だよ」
その子は淡々と続ける
知らない子なのに
わからないのに
なんで
なんで涙が出るの？
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作者名：SARUGU | 作成日時：2021年5月5日 11時
