ハウスの猫の子 Ｎｏ．2

83.つまらない ページ40

エマside


ママがこっちの味方についてくれた

ピーターラートリーに一緒に生きようと言うと
フッと笑った



ﾋﾟｰﾀｰ
「殺せばいいのに共に生きようなど

馬鹿め。そんなだから食い物にされるんだ

鬼など可愛いものだぞ

人間は人間同士ではるか昔から繰り返してきている

そう、人間は食わないのにだ

どこへでもいけ。好きにしろ

お前たちの勝ちだ、だがひとつ覚えておけ


人間の世界も変わらない

なぜなら鬼は人間の鏡だから」




そして、自分の喉をナイフで切ってしまった
急いで止血しようとするも間に合わない



『もうちょっと楽しませてよ

ピーター・ラートリーさん

まぁ、もうﾀﾋんだから聞こえないのです』



ｴﾏ
「A」



コツッと歩く音が止まる
Aは不敵に微笑んだ



『結局変わらな訳だ、人間は

理想を掲げ綺麗事を吐きその結果なにも出来ない

あ、鬼も変わらないかー...ねぇノーマン？』


ﾉｰﾏﾝ
「A...僕は...」




『つまらないなぁ、君達は面白みがない

私は一抜けさせてもらうのです！

人間の世界だっけ？せいぜい頑張るのです』



ﾚｲ
「待てよ」



レイがAの腕を掴む
Aは顔を歪めると私達を睨んだ


『私は人間が嫌い、だから君らとは行かないよ』



ｴﾏ
「やだ!!」

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