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79.これが真実ならば ページ36
ギルダside
ﾑｼﾞｶ
「そう、Aが...やっぱり無理だったのね」
ｼﾞﾝ
「えっ...やっぱりって...」
ムジカたちと会って
2人を探していた事、鬼の絶滅。
全てを話した
ﾑｼﾞｶ
「最初に会った時Aに聞かれたの
どうしたら"人を食べなくても生きれるか"って」
ｷﾞﾙﾀﾞ ﾄﾞﾝ
「「えっ...」」
ﾑｼﾞｶ
「Aは最初は血を飲まなかったの
きっと鬼の自分を否定したかったからだと思う
でも、人間を食べずに済むならと飲んだわ」
ﾄﾞﾝ
「でも、Aはルーカスたちから
血を貰ってたってエマが...あっ」
ハッとしたようにドンが呟いた
その言葉に私もハッとする。まさか...
ｷﾞﾙﾀﾞ
「.....Aは血を飲んでも退化し続ける...？」
ﾑｼﾞｶ
「...その可能性が高いわ」
ﾊﾔﾄ
「...Aさんはお2人を攻撃したんですよね？
人を食べなくても退化しないけど食べたいからでも
理由は成り立ちませんか？」
ｿﾝｼﾞｭ
「いや、それはねぇな」
ハヤトの言葉をスパッと否定するソンジュ
少し呆れたように笑い口を開く
ｿﾝｼﾞｭ
「じゃあなんで、この数年間
アイツから見て隙しかなかったお前らを
誰ひとりと襲わなかった？
なぜ命をかけてお前らを守った？ 」
その言葉にハッとする
今思えばあの時攻撃されたのに私は無傷だ
攻撃がかすかに遅かったのは気の所為だろうか
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作者名：SARUGU | 作成日時：2021年5月5日 11時
