あまやどり【アルスマグナ】 (ページ4)

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吾輩は猫である、名前は---3 ページ4

こいつとの生活が慣れてきたので少しお外に出てやろうと思う。
今日はなぜだかこいつは朝から服を着替えてどこかへは出かけないらしい。

｢にゃぁぅ…｣ｶﾘｶﾘ

｢…ん？
お外、出たいんですか？
ちゃんと俺の所帰ってきます？｣

寂しそうな顔…
もちろん帰ってくるに決まってるだろ！

｢にゃうにゃう！｣

｢ふふ、ちゃんと帰って来てくれるみたいですね。
じゃぁ今日からお外解禁ですかね、いってらっしゃい、遅くなっちゃダメですよ？｣

｢にゃぁ～｣

こいつはほんとに心配症だなぁ、
僕が道に迷うわけないだろ～？

一3時間後－

｢にゃ……｣

………ここ、、どこ………

ま、まいごじゃないやい！
ちょ、ちょっと道戻ればすぐ帰れるし！

ﾃﾄﾃﾄﾃﾄ…

……どこだ、、、

どこだここーーーー！

｢うにゃぁぁぁぁ！｣

あいつ心配症だし、、寂しがり屋だから僕が帰ってやらないと行けないんだ、なのに、なのにこんな所で迷子になってたら、あいつは、あいつは…

｢にゃぁぁ…｣

｢お？猫だ猫。
おーい、おいでにゃんこちゃーん。｣

はっ、、だ、誰だ！

赤い髪？
こいつは随分真っ赤な人間だな。

｢どうしたよーこんな所で、首輪ついてるし、、迷子？まさかぁ…｣

｢にゃぁ…｣

そうなんだ、俺は白いやつの所に帰らなきゃ行けないんだ、迷子なんだ、助けてくれ！

｢ありゃ、ほんとにそうみたいね。
お、ちゃんとタグついてんじゃん。
……って、、あいつ猫飼ってたのかよw
俺お前の飼い主分かるから連れてってやるよ｣

｢にゃぁ！｣ﾃｼﾃｼ

ほんとか赤い人間！

｢嬉しいのはわかったからw
落ちるぞー？大人しくしてろー｣

ふふん♪
よかった、これであいつの悲しい顔見ないで済むな！
よかったよかった！