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そこで話していると樹さんが
「明日陸さん誕生日なんっすよ。27です」って
陸「27は余計！」
陸「Aちゃんどんな顔それ(笑)」
「陸さん若く見えます、前も言いましたけど」
陸「え、うそうそ。ねぇ樹聞いた？」
樹「Aさん気使わなくて大丈夫ですよ」
「え、みきちゃんも思ったよね？」
み「お2人同い年かと…笑」
そしたら樹さん「まじっすか」って
ちょっとしょげてて
その隣の陸さんは嬉しそうな顔して
「どんまい(笑)」って樹さんにドヤ顔してた
話が落ち着いてきた頃
陸「もうちょっと時間かかるから寝てていいよ〜？」
樹「陸さん、俺も寝ます」
陸「2人は後ろに置いてるブランケット使ってね」
私、みきちゃん、樹さんは寝る体勢に入った
目を瞑るとお借りしたそのブランケットから
いつもの陸さんの匂いを感じた
暫くして
目を瞑ったまま意識があったような
寝たか起きていたか分からなくて目を開けた
隣のみきちゃんは寝ていて
前の樹さんも窓に寄りかかってまだ寝ていた
ふとバックミラーに目を移すと
鏡越しに陸さんと目が合った
そしたら陸さんはニコッと笑って小声で
「起きた？」って私に聞いたの
はんぶん寝ぼけていた私はその言葉にこくりと
頷くと「ちょっとだけ話そっか」ってまた鏡越しに
目尻にしわをよせて笑ってくれた
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作者名：月 | 作成日時：2021年8月20日 3時
