歯車が必ず合うから５ (ページ2)

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乾杯と衝撃ページ2

光「お疲れ、乾杯」

和「ありがとうございます、乾杯」

光「あーうまいっ！」

和「サシって初めてくらいっすよね？」

光「まぁ、そうだな」

和「急にLINEきてびっくりしました」

光「楽しいんやな、嵐」

和「はい、めちゃくちゃ楽しいです」

光「潤が泣いてたんや、知ってるか？」

和「え？知らないです」

光「最初のジャニフェス終わり、楽屋に話に行ったら寒空の下のベランダで

　『５人で見たかったなぁ』って独り言、呟いてて」

和「そう…だったんですね…」

光「『配信と両方にしてもよかったのかなとか後悔しかなくて』ってさ、

　ボロボロ涙流しながら話してて…

　嵐での思い残していることは封印して、必死に気丈に振る舞って

　上に指示出して下をまとめてファンの声も反映してさ…

　きつかっただろうなぁって俺も想像しかできなくて寄り添えなくて

　なんて声かけていいかも分からなくて…」

和「俺見たことねぇなぁ…潤くんの涙…

　あの人めちゃくちゃカッコつけるからなぁ」

光「支えてやってくれよ。

　お前らのほうがわかってるかもしれないけどさ、俺何もできないから。

　潤は４人をずっーと必要としてるんだよ、頼むぞ」

和「もう一つだけヒントをください。

　僕にできることは何でしょうか？」

光「俺と剛の関係とは違うだろうからなんとも言えないけど、

　ただただ何もしなくていいからそばにいてやれ。」

和「はい」

光「お前も辛かったら潤にそばにいてもらえ。

　一番心配してたぞ、ニノのこと。

　一番寂しがり屋で弱いから俺がそばにいてやらないといけないって」

和「潤くんのくせに…」

光「嬉しそうな顔して笑うなよ」