歯車が必ず合うから４ (ページ6)

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ニノ嵐ページ6

今日は懐かしの復活企画収録。

企画は『ニノ嵐』という俺が4人に仕掛けるドッキリ企画。

スタッフさんが考えたドッキリの内容は俺が銃で撃たれて死んじゃうっていうドッキリ。

結構行ける気がしてた。

ちょっとしたドキドキ感を味わってもらえるように打ち合わせをして、当日を迎えた。

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ス「じゃあそろそろスタンバイをお願いしまーす。」

全「「「「「はーい」」」」」

廊下に出て2つ目の角を左に曲がったタイミングで俺は後ろから撃たれる予定。

このためにここ２週間は楽屋を一番最初に出て、それを日常っぽくしていた。

和「あー今日のゲスト誰だったっけ？」

智「小澤さん、顔の濃ゆい方の方」

翔「珍しいね、兄さんがちゃんと覚えてんの」

潤「すげー言うじゃんw」

雅「久しぶりに会うなぁ」

(パンッ)
乾いた音が鳴り響く。
俺はアクション監督から直々に習った気の失い方で倒れた。
セットされていた血がダラダラと流れ出す。

智「か・・・ず・・・」

翔「えっ・・・」

潤「・・・スタッフ！！タオルもってこい！
　
　救急車も呼んで！！知らないやつに和が撃たれたっ！」

雅「和？・・・和・・・ねぇ…ねぇってば！！」

智「なんで・・・え？」

潤「俺、行ってくる」

混乱する上の三人をよそに潤くんは指示出しをして、犯人が行ったであろう方向に追いかけ始めた。

でもそこは突き当りで鍵のしまった非常階段のみ。

諦めて潤くんは戻ってきて俺の流血部分を圧迫して止血し始めた。

薄く残る意識を彷彿とさせるような目で、

上を見れば相葉くんの泣き顔と潤くんの必死の形相が映って、

奥では警察官の格好をしたエキストラさんに

『現場にいた方は動かないで』と説得されている顔を真っ赤にした大野さんと翔ちゃんがいた。