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(※数字は共演者)
智Side
ス「え？大野さん？」
１「大野さーん！ご無沙汰しております〜」
２「はじめまして、◆□◇◆と言います。」
ス「今日はどうされたんですか？」
智「ニノ、どこ？」
極めて低音で響くような声で端的に尋ねる。
俺の嫌いな声の高い女ども、和のことを好みそうな年長俳優、
演技畑にアイドルがいることを嫌いそうな年下俳優。
揃いも揃って俺を迎える暇人共に呆れを覚える。
１「いや、どこでしょうかね〜」
４「撮影かなぁ」
智「言え」
２「いや僕らもちょっとわからないなぁ」
智「いい加減にしろよ。
まぁてめぇら纏めて始末するからいいんだけど…」
５「前室だと思います…」
智「知ってんなら最初からそう言えや」
壁に押さえつけていた俳優の手の拘束を解いてまた歩く。
前室に入れば、意識を混濁させた和が机に突っ伏していた。
智「和、分かるか？」
和「ん…ん…あ…」
もう既に限界を迎えているのか返事もままならない和。
血中酸素濃度を測ったり、体温計を挟ませたり、脈や血圧も計測しながら近くのソファーに横になってもらう。
酸素濃度はギリギリだけど、脈が速く、低血圧で熱も37.5度。
平均体温が35度くらいの和からするとあきらかに高熱の域。
車で待機させていた潤を呼んで車まで運ぶ。
目元につけておいた小さなカメラで中の様子はすべて写してきた。
切り刻まれた衣装も活動再開記念にメンバーお揃いで買った傷だらけの保冷ボトルも・・・
すべて俺が片付ける。
あいつらが二度とこの業界で遊べないようにするために。。。
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作者名：新杜 | 作成日時：2022年8月29日 10時
