歯車が必ず合うから３ (ページ36)

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やっぱり・・・（山田Side）ページ36

久しぶりのジャにのの撮影日。

ここのとこ、予定が合わなくてソロやゲーム実況で食いつないでいた俺たち。

その理由の全ては多分ニノさん。

　

当人にもそのことを示すがごとく目の下に若干のクマがあった。

この日はニノさんが初めて遅れてきた。

かと思えば、手にはきれいな塗装が施された木琴のようなもの

クランクアップ直後にたまにもらう小道具かとも思われたが、この前新しいのに入ったばかりと聞いていた俺の頭には？が浮かんだ。

和「これなんか…飾ってもいい？」

山「いいんじゃないすか？
　サイドテーブル取ってきますね。」

菊「これどうしたんですか？」

和「いやちょっとね」

中「なんの道具ですか？」

和「いやわかんないけど、もらったから」

山「これくらいで載りますよね」

和「お、ありがと」

謎の道具の一件が終わるとそのまま撮影スタート。

撮影は本当にいつもどおりだった。

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あのときの動画が投稿されてから２時間後。

仕事を終えて、マネージャーの車で送ってもらう途中。

俺はあの木琴のようなものの意味を知るんだ。