・ ページ34
司「まずはこのことを誰に伝えたいですか？」
和「矛盾してるんですけど、嵐の・・・人たちにやっぱり伝えたいです。
4人のために俺、これからも頑張るから見ててほしいって。
もう一回、嵐ができるように俺、頑張るからって。
ずっとずっと嵐でいたいから見ててって伝えたい・・・」
声は震えていたし、涙は滝のように流れていた。
感情も顔もぐちゃぐちゃだった。
？「そんなぐちゃぐちゃな顔で立ってんなよ。」
真っ黒のダークスーツにサングラス。
どっからどう見ても不審者。
でも声だけでわかる優しさ。
和「潤くん・・・なんで」
潤「ここんとこ、LINEも返ってこなかったから」
和「そっか・・・」
潤「4人で来てる。今日くらいは5人でいよう」
会場の俳優さんたちやスタッフの人たちに感謝と謝罪の意を込めて深々とお辞儀をして段を降りる。
涙でほとんど目が見えてないことを知ってる潤くんはタオルを渡してくれて、手を引いてくれてた。
スタッフの人に必要事項を伝えて、CMが明ける前に会場の駐車場に行った。
窓を開けているからか3人の笑い声は大きく聞こえてて、また安心した。
和「あり・・・がと」
智「和が俺たちに隠し事するなんて早すぎるよ」
翔「お疲れ様、おめでとう」
雅「かっこよかったよ〜」
潤「涙拭いて落ち着いたら戻んな。
スタッフさんにもそう伝えてるある。
俺たちここで待ってるから、残りも頑張っといで」
翔「相変わらず段取りがいいな」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(１０分後)
和「行ってくる・・・」
智「送ってく」
翔「俺も行く」
雅「えー俺も行きたい」
潤「じゃあ俺も行く」
和「みんなで行くの？」
潤「もうすぐCMだから行こ？」
どこか甘々な潤くんにまた手を引かれ、会場に戻る。
静かなタイミングでドアを開けたから一気にこっちに視線が向いて、
嵐５人が久しぶりに揃ってる状況に『おぉ〜』っと若干の声が上がる。
和「ありがと、行ってくるね・・・」
翔「おう、頑張れよ」
４人に軽く手を振って、瀬々監督の隣にまた腰を下ろす。
みんなからの若干の視線が気になるけど・・・まぁいい。
4人に会えた俺は幸せで包まれているからね。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
リクエストコメントもお待ちしてまーす！！
(ハート、お星さまお願いします。)
(リクエストやインスタのフォローもお待ちしております。)
@uratuku.arato
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：新杜 | 作成日時：2022年7月11日 13時
