歯車が必ず合うから３ (ページ16)

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(本番当日)

マ「すいません、直前に。
　あのこれ事務所宛てで大野さんから届きまして。。。」

(小さめのダンボールを開ける)

和「。。。まじ？」

中「えーと。。。」

涼「そんな食えねぇよぉ。。。」

風「１人何個ずつの計算なの？」

和「小さいのが25個が8セットなので１人50個ですな」

中「まぁ多いことに越したことはないですけどね」

涼「にしても多いな。。。」

風「ありがたく貰っときましょ。。。」

　

驚いた。
　

箱に詰め込まれていたのは大量のフリスク。。。

　

ご丁寧に味もバラバラ。

マ「大野さんが送ってきたことは確認済みなので、食べてもいいですけど、
　どうされますか？」

　

そのマネージャーの言葉にも、大量のフリスクにも色々ひっくるめて面白くて、思わず吹き出し出してしまい、いくらか緊張もほぐれた。

　

眠気覚ましにも使えるしとか言いながら、とりあえず一人
１つずつフリスクをポケットへ滑り込ませ、本番前の会場に入った。

まさかこれがあの壮大なサプライズへの小さな小さな前フリだとは誰も気づかぬまま。

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@uratuku.arato