26日目 ページ27
体が、動かない。
どうしよう……。
唇から指を離そうとした直後、
パシッとまふから腕を掴まれてしまった。
ま「……悪い子。」ﾎﾟｿｯ
チラっと静かに目線だけを合わせてくるまふ。
その瞳に体が硬直してしまい、思い通りに体を動かすことが出来ない。
そうしてそうこうしてる間にも、
ま「どうしてこうなったか分かる？」
まふの片足が私の両足太ももの間をぐりぐりと侵入して来る。
「や、っ、まって……」
どんどん逃げ道が失われ、終いには2人の動悸の音さえも。
「ぁ、まふ……ごめっ」
"ごめんなさい"
ま「違う。分かるか分からないかを聞いてるの」
目線が合うようにサラサラと私の前髪をかき分けてくる。
撫でる手つきはいつもと変わらない。
優しい壊れ物を扱うような手つき。
それなのに……、
普段の声よりも数倍もの低いまふの話し声。
その声に体が分かりやすく簡単にビクつく。
……まふを、怒らせた。
ま「ぼく、前にも1度言ったよね？」
"無防備すぎだって
……反省、しなかったの？"
ビクッ。
「し、したっ！ちゃんと反省した！」
ま「うそ、じゃあなんで今こんな風に僕に押し倒されてるの」
それを強調されるかのように手に込められた力をぎゅっと握られる。
「っ、……」
ま「Aが無防備だったからでしょ？……違う？」
「ち、違くない……」
ま「じゃあ誰が悪いの？」
今度は逃がさないとでも言うような強い目付き。
すぐに私の瞳をまふは鋭く捕らえた。
「っ、……じ、自分が悪い」
無防備だった自分に非がある。
だから今もこうなってる。
「そうだよね？Aが悪いんだよね？」
片方の腕を離して、人差し指でツー……と首筋を撫でられる。
「んっ、……ぁ、」
「言っとくけど……2度目はないから」
「……え？」
その言葉の意味に理解が追い付かず、頭の上にはハテナを浮かべる。
ま「だから……」
"今からお仕置きするって言ってるの"
「…………え」
これからまふと私のお仕置きの時間が始まる。
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
どうもお久しぶりです、羽鳥です。
いやーあのですね、今2週間の実習真っ只中でして……。
私実は保育の学校に通っているんです。
その実習が日誌やら研究保育やら指導案やらいろいろあって……泣
なので更新がめちゃくちゃ遅くなってしまうかもしれません。
それでも待っててやるよって言うお優しい方は気長に待ってて頂けると嬉しいです泣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2354人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いるよ - 最高過ぎました… (2022年12月5日 19時) (
レス) id: 7464634473 (このIDを非表示/違反報告)
千華(プロフ) - 未成年だから途中まで！また成人して覚えてたら見に来ます！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: ff1aa8f056 (このIDを非表示/違反報告)
しふぉ - このお話が好き過ぎてまた見に来てしまいました。 (2021年2月7日 2時) (レス) id: 19d2dfc8bd (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 良かったです。また書いてくれると嬉しいです。 (2020年12月11日 12時) (レス) id: c11f1036fc (このIDを非表示/違反報告)
。。みかん - あの、後日談みたいな成長した主人公ちゃんと歌い手たちの話が欲しいと切実に思いました。もう、、あの、本当、、、好きです。（唐突な告白） (2020年11月29日 21時) (レス) id: 301c148c11 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：羽鳥 | 作成日時：2017年10月23日 3時
