愛した人は。 (ページ3)

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ドラコとはページ3

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『ドラコ！』

ドラコ「やぁ。A」

親同士が仲良くて、同い年の私たちはよく2人で遊んでいた。

ドラコは物知りで何も知らない私によく色んなことを教えてくれていた

ドラコの話は特に面白くて、すごく仲が良かった。

その時のドラコの口癖は「君はこんなのも知らないのか？僕が教えてあげるよ。」
だった

私の家系は結構有名でパーティーなど呼ばれることもあり、知らない大人たちの前で挨拶したり、ダンスを踊ったりすることは稀ではなかった。

その時に絶対言われていたのはまつ毛の事だった。

ビートン家のまつ毛は売ればお金になるほどの貴重なものだった、そして私のまつ毛は珍しいものだったらしくそれを欲しがる大人が多かった。

そのため両親はあまり私を行かせたくなかったが周りの大人たちがそれを許さなかった。

私も小さいながら大人たちの高価な物を扱う感じで私に接したり機嫌を取ろうとする感じには嫌気がさすほどで

嫌だ嫌だって行きたくないってずっとお母さんに言ってたらいつも「ドラコもいるから」その一言で私は行く！って言っていた

会場でドラコを見つけたら駆け寄って抱きついていた。

ドラコはいつも「A！」って言って抱きついてくれてたのに大人になるにつれそれもしなくなった。

でもその代わり親の前では「今日も美しいですね。」なんてお世辞も言ってくれるようになった。