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『ジミニヒョン、??』

JM「この!ばかA!!お前こんなとこまで行きやがって!何してんだよ!!」

その時のジミニヒョンの顔は逆光のせいでよく見えなかった
けど怒ってたと思う、それと同時に笑ってた

JM「お前が逃げたせいで撮影止まって延期になったんだからな!」

『す、すみません、、』

力なく答える俺を見てからかジミニヒョンは俺にこう言った




JM「A、なんでお前が泣いてるのか僕はわからない
なんで2日間休んだのかも
最近、すごく落ち込んでる理由も
何もわかってやれてない」

「でも、1つだけ、、たった1つだけ、
僕にはAが必要なんだ
僕らじゃない、僕には」

「僕のために笑ってよ
僕のためにかっこいいAを見せてよ
他の誰でもない僕のために」

「僕はAが居ないのはやだ
一緒にデビューしたい
そうじゃないと僕はデビューしない」

「8人で防弾少年団なんだろ!!!」


"必要"という言葉を言われて
俺は俺が無意識に求めてたものがわかった


俺は誰かに"必要"とされたかったんだ


必死に練習して"バケモノ"だと言われたあの時も
俺を抜かした4人がデビューした時も
監督さんが要らないと言ったついさっきも



大好きだった母さんは毎日毎日俺を大好きと言った必要だと言った
「あんたなしではお母さん生きられないよ」と

仕事で忙しく帰って来れない父さんの代わりに俺を必要としてくれていた


その母さんが死んで俺は必要とされていないと思い込んでいたのだ



でも実際はどうだろう

デビューメンバーとして対面したときから1番俺に気を使ってくれるジンヒョン

ダンスの楽しさを教えてくれて俺に希望を見せてくれたホソギヒョン

ラップが出来ずに困ってた俺に手を差し出してくれたナムジュニヒョン

俺の言うことを最後まで聞いてくれてメンバーと俺の架け橋となってくれたテヒョンイヒョン

俺よりも色々できるくせにいちいち俺を頼ってくるグク

魂が抜けてやる気のない俺を見てデビューからおろそうとしてたマネヒョンを説得してくれたシュガヒョン

今こうして俺を探しに来てくれたジミニヒョン


必要とされてたんだ
自分のことしか考えてなくて全然気づかなかった

必要とされてたことが嬉しくてか
気づかなかった自分が情けなくてか
わからないけど俺はジミニヒョンの横でまた泣いた

今→←.



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hargle(プロフ) - 面白いです!! (2021年6月3日 12時) (レス) id: 239b70ca1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メモ帳。 | 作成日時:2021年5月17日 19時

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