壊れかけの世界2人の賢者！？ (ページ44)

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☆＊☆かえで☆＊☆

カイン：みんな聞いてくれ、賢者様たちが新しい
　魔法使いの召喚をを引き受けてくれたぞ

食堂に行ってカインさんは報告した食堂にはムルさんシャイロックさんがいた、だけど彼らの視線を集めながらカインさんは不思議そうに首を傾げる

カイン：あれ？まだ誰もいないのか？

ムル：いるよ！おはよう、カイン、賢者様達！

カイン：ムル？どこにいる？

やっぱり見えないのかなでも、私とお兄ちゃんは見えたのに･････？どうやったら見えたのかなぁ

ムル：ポケットの中！

意地悪そうにムルさんがそう言った

カイン：まったくそうなこと言って、姿を消してないで
　出てこいよ

ムル：でてるよぉ？これ以上出れないくらい出てる

カイン：あはは、馬鹿

晶：カイン、やっぱり目がおかしくないか？

かえで：うんうん

その時、スノウさんもホワイトさんがやってきた

スノウ：おはよう

ホワイト：おはよう、皆の衆

シャイロ：おはようございます、ファウストの容態は
　ど･････いたっ

シャイロックさんとカインさんがぶつかってしまった

カイン：シャイロック。いきなり目の前に現れるな

シャイロ：ぶつかってきたのはそちらからでしょう
　しかも、正面から

カイン：え？

シャイロ：二日酔いですか？

カイン：いや、目の調子が悪くてなぁ、そういえば
　双子先生の姿も見えない

スノウ：ほほほ。おかしなこともあるものじゃ

ホワイト：我らも昨日は壁の絵から出られんように
　なってのう

壁の絵？何故に？

カイン：冗談にしないでくれよ、俺の話は本当だ
　それより聞いてくれ、賢者様達が新しい
　魔法使いの召喚を引き受けてくださったんだ

シャイロ：それは助かりますね、賢者様
　ありがとうございます

ムル：やった！新しい仲間！

かえで：うまくできるかわかりませんが
　少しでもお役になれるなら

スノウ：感謝するぞ、賢者よ、それでは
　昼過ぎに召喚の儀式を行うことにしよう

ホワイト：〈大いなる厄災〉の姿が、見えなくなって
　からの方が良いからのう

薄っすらと白く浮かんでいる月を見上げながらスノウさんとホワイトさんは言った

シャイロックさんが私達に微笑みかける

シャイロ：それまでは、ごゆっくりなさって
　まずは朝食にしましょう、カイン、
　ヒースクリフを起こしてきてください

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