壊れかけの世界2人の賢者！？ (ページ38)

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カインさんの声だ

カインさんは中央の国の騎士だから、中央の国のアーサー王子の知り合いだって昨日スノウさんとホワイトさんが言ってたな･････

カイン：賢者様。まだ、寝てるのか？

あ！まだ部屋着のままだ

かえで：あ、起きてます！ちょっと待ってください
　身支度が整ってなくて･････

急いで服を着替える

カイン：そんなこと気にしなくていいのに。
　寝起きの賢者様も素敵だ

かえで：･････

カインさん絶対モテる

と一瞬にして思った

お兄ちゃんみたいな感じでもあるかな〜騎士だから？いや無自覚イケメンか･････

カイン：でもまぁ。騎士のマナーだ待ちましょう

かえで：あ･････はい、待ってて下さい

カイン：ごゆっくり

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かえで：よし･････

私は準備を整えて、扉を開けた
すると、笑顔を浮かべていたカインさんが、急に変な顔をする

カイン：あれ？どこにいるんだ？

かえで：え？ここにいますよ

カイン：どこに？

かえで：目の前に･････

私は確かにカインさんの目の前にいる

カイン：目の前？いないじゃないか、ほら。

かえで：うわぁぁ、腕がぶつかる

カイン：え？

かえで：目の前にいますよほら、ここ･････

私はカインさんの手を両手で包んだすると、パッとした彼の目線があった

カイン：あ、いた。どうして隠れてたんだ？

かえで：隠れてないですよ、私は魔法使えませんし

カイン：そうなのか･････なら、何故見えなかった
　んだろう

なんでだろう

私も一緒に考えた

カインさんは少しだけ考えるとパッと顔を上げた

カイン：まあいいっか

かえで：え？！いいんですか？

わかったと思って顔を上げた方おもったら、まあいいっかって･････

カイン：この片目のせいかもしれない。
　ほら、こっちの方、目玉が赤いだろ？

カインさんは身をかがめて私に目線の高さをあわせながら、片目を指さした

あ、本当だ･････オッドアイかな？

カイン：こっちの赤い目の方は元々、俺の目じゃ
　ないんだ

かえで：え？カインさんのめじゃないんですか

カイン：あぁ、性格の悪い魔法使いに、無理矢理、
　片目をえぐり取られてな

かえで：片目をえぐり？！

絶対痛いやつ

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