壊れかけの世界2人の賢者！？ (ページ24)

今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:31,018 hit

20 ページ24

_______________

ヒース：もう大丈夫です！賢者様が来てくださいました
　賢者様が助けに来てくださいました！

ファウスト：･････おまえに怪我は･････？

ヒース：･････っ･････ありません･････

ファウスト：･････そう･････

かすかにファウストさんが微笑んだような気がした

ファウスト：･････良かっ･････

だけど笑みの形になる前にファウストさんの動きがゆるやかにとまるヒースクリフさんが手を握ろうとした、ファウストさんの指先が寝台にぱたりとおちた、瞼をとじたま、ファウストさんは動かなくなった

ヒース：先生･････！嫌だ！死なないで！

スノウ：いかん！息をしとらんぞ！

ホワイト：賢者よ急ぐのじゃ！

双子の人にそう言われたが何をすれば良いのかわからない、凡人で魔法使いを使えない私たちに何ができるのか

オズ：賢者よ

怖そうな目つきの青年が夜の闇より静かな声で、私たちに言って来た

オズ：手を･････

青年が私とお兄ちゃんに手を差し伸べて来た

オズ：私の名はオズ、中央の国の魔法使いだ
　お前たち2人の力を借りる

かえで晶：･････

迷いながら手を重ねうとしたが

あ、そう言えば･････ネックレス持ってきたままだった･････

左出ないの中には拾って交番に届けようとしたネックレスがあったなので、私は右手をお兄ちゃんは左手をオズの手に重ねた

オズさんの冷たい指先に、握りしめられた瞬間、小さな風が吹き抜けた

晶：わ･････！

びっくりした･････！

神秘的な風はどんどん激しくなって、私たちの髪や服をなびかせ、渦を巻く、重なる手のひらを中心にオズさんの体に、白い光が浮かび上がった不可思議な言葉を、オズさんが唱えた

オズ：《ヴォクスノク》

かえで晶：･････！

その瞬間、淡い光が強く輝いて、ファウストさんの体に吸い込まれていった

スノウ：成功じゃ！

ホワイト：成功じゃの！

ヒース：先生の体から煙が消えて行く

カイン：名前を呼びかけろ！
　ファウスト、ファウスト･････！

シャイロ：ファウスト、しっかり

ムル：起きて、ファウスト！
　まだ、寝る時間じゃないよ！

ブラッド：目を覚ませ！東の呪い屋！

オズ：･････

カインさんの呼びかけでみんなでファウストさんの名前を呼ぶ、

_______________