猫系幼なじみ。（ Fuga Onishi ） (ページ23)

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# 23 ページ23

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( 風雅side )

今日はAは友達と出かけてるらしい。

久々に暇な週末。

暇やし拓哉の家でもいこ。

拓哉「LINEしろ、くるなら笑」

風雅「ええやん、どうせお前暇やろ」

いや暇ちゃうけどな！言うてる拓哉。

でもAは今お前の彼女とやらと出かけてるねん。

拓哉「最近どーなん」

風雅「何が？普通やけど」

拓哉「えー、大学とかさぁ、なんかあるやん！」

風雅「ない」

拓哉「可愛い子おらんの？笑」

風雅「興味無い」

風さんは相変わらず淡白やな〜って言われた。絶対淡白の意味知らんくせにな。

拓哉「そういえば、Aとどーなんすか笑」

風雅「なんもない」

拓哉「は？うそやん！笑最近よう一緒におるやん！」

風雅「おるだけやん、そんなん普通やったし」

拓哉「まあそーやけどさ！笑」

風雅「なんもないねんほんまに」

ここ10数年間、ずっとAといたけど、

Aは全然変わらないし俺も全然変わらない。

……いや、Aは少し変わったかも。

拓哉「Aってむずいよな〜笑」

風雅「なんで？」

拓哉「感情を表に出さんって言うか！」

風雅「あー」

拓哉「何考えてるか分からんくない？」

風雅「たしかに、それはある」

最近のAは特にわからん。

何がしたいんかなーとか、何考えてるんかなーとか。

拓哉「なんか、前より素出してくれへんくなったくない？」

風雅「わかる、めっちゃわかる」

拓哉「なんかあったんかなぁ」

気になって、拓哉は志菜に聞いたらしいけどなんも知らんって言われたらしい。

拓哉「Aってなんかあったら割とすぐ話してくれるタイプやん？」

風雅「うん」

拓哉「やから、余計考えちゃうよな」

もしかしたら、最近あってなかったから距離感じてるって言うのはあるんかな。

拓哉「で、まだ告ってないん？笑」

風雅「当たり前やろ、ここで告ったらキモイやん」

拓哉「え〜？早め早めが大事やで！笑」

風雅「だっる、お前やって告るって言って半年くらい経ってやっと告ったくせに」

拓哉「まぁそおやけど！笑はよ告らな、取られてまうで！笑」

風雅「誰がとるねん、あんな奴に」

拓哉「いや〜意外とモテてると思うで？バ先とか」

風雅「まあそうやけど、」

男慣れしてない女が好きやねん！男っていうのは！と自信満々に言われたわ。何様やねん。

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