# 12 ページ12
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風雅「…なあ」
「ん?」
風雅「……なんで俺らって付き合わへんのやろ」
「え」
あまりに唐突に、どストレートな質問すぎた。
多分それはうちらの周りの人がみんな思ってたけど。
風雅「一緒にいる時間めっちゃ長いやん」
「うん」
風雅「普通に休みの日とか、一緒に出かけたりするし」
「うん」
でもそれって普通の男女はしないやん、って風雅は言った。
風雅「これから付き合う人とか、付き合ってる人とかがするわけやん」
「あー、確かに?」
風雅「付き合わんにしても、どっちかが好きとかやないと無理やん」
「そうやね」
ちょっと考えた。
「…普通の男女じゃないから、かな」
これしか答えが見つからなかった。
風雅「……そ、」
「ごめん、なんか」
風雅「なんで謝るん」
「風雅の待ってた答えじゃなかったら申し訳ないと思って」
風雅「Aぽくないこと言うなや」
「…じゃあ風雅はなんでやと思う?」
逆質してみた。⊂( ᴖ ̫ᴖ )⊃
風雅は少し考えて、
風雅「まあでも確かに、ただの"幼なじみ"では無いとは思う」
そもそもただの幼なじみってなんなんやろ。
ほかの幼なじみあんま見たことないから分からへんしな。
風雅「でも、普通やったら大学生とか大人になったら、もう会いたいとかは思わんくなるんちゃうかな」
「あー、うん、?」
風雅「こーやって大人になって、少し期間は空いたけど、また会いたいって思うし」
急にめちゃめちゃ素直な大西風雅タイムきた。。
風雅「…お互い30なっても結婚できひんかったら結婚してあげてもええで。」
「なに急に」
急に私が独身になることが目に見えてるみたいなこと言われて草。
風雅「30で1人はさすがに孤独やん」
「まあそうやけど」
風雅「だから、俺が嫁に貰ったるって話」
「頼んでないけど」
風雅「じゃあいいんやな?1人で。」
「んーてかさ、…」
「別にじゃあ、最初から結婚したらいいんちゃう」
何言うてんの私、自分でもやばいんやけど、、、
風雅「あー、、え?」
「え、あ、ごめん」
風雅「どういうこと?」
「いや、なんもない、無視して」
寒いのに、恥ずかしすぎて暑くなってきた、、
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はっすんLOVE(プロフ) - ニヤニヤしまくりました!!更新楽しみにしてます!! (11月22日 20時) (レス) @page32 id: fba4ba4a41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃ | 作成日時:2023年10月28日 23時