猫系幼なじみ。（ Fuga Onishi ） (ページ11)

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夜ご飯食べ終わった。

風雅｢じゃ、いこ｣

今から風雅の行きたかったところに連れて行ってくれるらしい。

でもなんとなくわかった気がする。風雅が行きたいところ。

多分、前も一緒に行ったところ。

その時風雅が、次は大学生になったら2人でまた来よって、言ってくれた、、たしか。

｢ここ？｣

風雅｢うん｣

やっぱそうやった。

めちゃめちゃ景色が綺麗なところ。

前来た時は混んでたけど今日はあんまり人いない。

風雅｢…また来たかったから、Aと｣

ちゃんと覚えてくれてたんや、、

｢綺麗やなぁ｣

京都は古い町並みももちろんやけどビルも多い。

こんな休みの日でも、ビルの電気はついてる。

働いてるんやなあ、みんな。

こういう夜景とかを見るのは昔から好きで、というかよく親に連れてってもらってたから、好きというか落ち着く。

風雅も一緒に行くことが多かったし。

ぼーっと、色んなことを考える。

風雅｢……高校生ん時さ、｣

急に風雅が喋り始めた。

風雅｢…一緒に京都来たやん｣

風雅｢そん時さ、Aが階段でずっこけて笑｣

風雅｢アホやなーって思ってた｣

｢なんやねん｣

ちょっとええ話かと思ったらそんな話かいな。

確かにずっこけたけど。

風雅｢色んなとこ行ったよな｣

｢うん｣

風雅｢ユニバとかアホみたいに行ったやん｣

｢ほんまにな、今ハリドリ乗ったらしぬで｣

どこ行く時もずっと一緒やったなあ

ほんまに、近所のスーパーとかも一緒に行ったしな。

風雅｢体育祭でAが告られたのめっちゃおもろかった｣

｢お前、最低やな｣

風雅｢やって、あの人タイミングおかしすぎたやん普通に｣

いやそうやけどな。高二の体育祭で、私がリレーでドベだった後に告ってきた人。名前忘れたけど。

風雅｢しかもめっちゃストーカーやったしな｣

｢まあでも風雅が助けてくれたやん｣

風雅｢助けたって言うか、まあ普通にキモかったで、あいつ｣

毎日DM送ってきたり、風雅と一緒にいる時にストーリー載せたりしたらやめてとか言われたし、彼氏じゃねーのに。まあ名前忘れたんですけど。(2回目)

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