○ プロ根性 4 ページ11
崇裕side
リハーサルもAは中々しんどそうで
ニコニコしながら歌うんやけど
歌声もどこか覇気がなくて
リハが終わって楽屋に戻るまでもフラフラ
堪らず支えに入った
楽屋に着いて、Aを抱き上げてソファに座ると
Aも首に手を回してきた
Aは小さい頃からずっと見てきとるから
こうして膝の上に乗せればAから何か伝わってくる
崇「調子悪いん?」
Aの耳元で囁くように聞くと首がコクッと動く
崇「そかそか」
顔色悪いし、フラフラしとるから偏頭痛かと思っとったけど何か違う
崇「気持ち悪いん?」
そう聞くと頷くから大体はわかった気がした
今胃腸炎流行っとるから流行りに乗ったんやな
崇「吐きそう?」
A「だいじょぶ…」
崇「今日吐いた?」
A「ん…3回くらい」
俺にだけ聞こえるような小さい声で答えてくれた
A「今日…しんどい…助けて」
崇「ん、分かった」
頭を撫でると小さく息をついて、胸にピッタリくっついてきたから、腰のあたりをトントンする
それが心地よかったのか寝息が聞こえたのはそう遅くはなかった
淳「寝た?」
崇「おん」
俺を囲むようにみんな集まってきた
大「どうやった?」
崇「気持ち悪いって言うてる」
智「やっぱりか」
崇「朝から3回吐いたって。助けて欲しいって言うとった。助けたってな」
照「当たり前やん」
304人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - WEST大好きで緑と青とピンク色寄りのオールジャス民です最高です (2019年6月18日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:佑乃 | 作成日時:2018年8月3日 0時