24.独り言 ページ24
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「あの、それって・・・」
ぽつんと言った私に先生はやっぱりにこっと笑って
「ほら、早く食わねーとパスタ出来るよ。」
んふふ、と楽しそうに言う。
もしかして私、からかわれてるだけなのかな。
先生が私を口説くなんて、まさか有り得ないよね？
「・・・はい。」
またサラダをむしゃっと頬張ってみたけどさっきまでとは違って
ドキドキしたままの心じゃなんだか上手く喉を通らない。
「『美味しい物を食べたら大抵の嫌な事は忘れます。』ってにこにこしながら話してたのに荒井んとこで見掛けるAちゃんはいつも難しい顔ばっかしててさ。」
隣の先生がどこを見るでもなくカウンターに頬杖を付いて話してる。
「仕事ツラいのかなって。上手いもん食っても忘れらんないくらいツラいのかなって。
早くオレんとこに引っ張りたかったけど、ぶっちゃけ荒井んとこにAちゃんいてくれなかったらあそこヤバイくらい大変だったし。
つうかホント申し訳ないけど全然期待してなかったのにAちゃんめちゃくちゃいい仕事すんだもん。マジ計算外(笑)」
独り言のように話す先生はそれでもなんだか楽しそうで
頬杖を付いたまま楽しそうにふふっと笑ってる。
そんな先生にやっぱり私はドキドキするけど頬張ったサラダが優しく心を解してくれて
最後のひと口をごくんと飲み込んでちらりと先生を見上げたら
「『お礼はrisutorante-junでいいです。』ってオレの顔も見ずにしれっと言うんだもんな〜(笑)
やっぱ食うの好きなんだなって、つうか寄りによってマツジュンとこかよ！って(笑)」
あはは！と楽しそうに笑ってる先生だけど・・・
「・・・あ。」
そう言われてみればそんな事を誰かに言った気もする・・・
「思い出した(笑)？『ま、いくら弁護士先生だからってあんなとこ予約取れるわけないか。』ってちょー素っ気なくてさ。」
「・・・すみません。」
「ううん、こんなに追い詰めちゃってんだなっていてもたってもいらんなくてやっとオレんとこに引っ張ったんだよ。」
そう言った先生はふわりと笑って
「ツラい思いさせてごめん。」
私の頬にそっと触れた。
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えこる(プロフ) - 米(ヨネ)さん» そして、いっぱい調子乗っちゃってくださいヽ(´▽`)ﾉどんなよねちゃんも先生は大好きだから、色んなよねちゃん見れてきっと大喜びよ(笑)またそのうちチェリーに登場してもらいたいな( ＾＾ ) (2019年4月19日 21時) (
レス) id: 010ac42581 (このIDを非表示/違反報告)
えこる(プロフ) - 米(ヨネ)さん» よねちゃん♪何度も読んで下さってありがとうございます！お星様、たくさん押して貰ったつもりでいるよ。目に見える物が全てじゃないからね。ちゃんと気持ち伝わってます。ありがとう(*´艸`) (2019年4月19日 21時) (レス) id: 010ac42581 (このIDを非表示/違反報告)
米(ヨネ)(プロフ) - (続き)もうホント最初っから私ってば愛されてたのね☆とか調子に乗ってみてもいいですか、ダメですか。ふざけてる先生も真面目な先生もカッコイイ先生も弱ってる先生も、もうとにかく何もかもが愛おしくて。相変わらずホワッと心あったかくなるお話で嬉しかったです。 (2019年4月18日 23時) (レス) id: c17294886d (このIDを非表示/違反報告)
米(ヨネ)(プロフ) - お星様が一回しか押せない事が納得できないんですが(唐突w)完結おめでとうございます！一度続きから読ませていただいてエンドしたけど最初から読み直して参りました☆愛しの翔ちゃんと素敵な恋愛させてくださって有難うございました！ぐふっ(続く) (2019年4月18日 23時) (レス) id: c17294886d (このIDを非表示/違反報告)
えこる(プロフ) - ともさん» ともさん♪無事完結しました〜！最後までお付き合いありがとうございましたm(_ _)m！ (2019年4月18日 7時) (レス) id: 010ac42581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えこる
作成日時：2018年11月5日 23時
