1.空っぽの部屋 ページ1
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「・・・誰もいない。」
時間は朝８時半、何度時計を見ても間違ってないはず。
がちゃがちゃとドアノブを廻してみるけどしっかりかかった鍵は当然開きそうにない。
「お早うございまーーす！どなたかいらっしゃいませんかーー！」
ドアをドンドンと叩きながら部屋の中に向かって叫ぶようにして声を掛けるけど、どう見たって人のいない室内からは返事があるはずもない。
気合を入れる為に掛けてる眼鏡だってなんだか虚しくなってくる。
はぁぁぁぁ。
うちの事務所で唯一別棟にあるこの部屋は風変わりな先生だとは噂で聞いてたけど
異動初日から締め出しくらうなんて本当にツイてない。
なんでこんな事になっちゃったかな。
私はただ真面目に仕事してただけなんだけどな・・・
はぁぁぁぁ・・・
もう何度目か分からないため息をついたら
「あっ！ごめん！もしかしてまだ誰も来てなかった？！」
ここの部屋の主が突然目の前に現れた。
「お早うございます。先生、３７分４３秒の遅刻です。他の方々はお休みですか？」
「細かいな(笑)待たせて悪かったよ。後の２人もそのうち来るよ。」
「そのうちって！うちの事務所の始業時刻は８時３０分です。それまでに出社するのがあたりまえじゃないですか？もう９時７ふ・・」
「７分４３秒、そろそろ８分ジャストくらい？まぁ、とりあえず入りなよ。」
にこやかに笑ってドアを開けてくれた先生だけど・・・確かに噂通り凄くイケメン。
こんなにイケメンなのに『風変わり』だなんて・・・きっと全然仕事が出来ない人なんだわ。
今だってなんの罪悪感も無さそうに遅刻してくるし、よく考えたらお早うの挨拶もない。
挨拶も出来ない時間も守れない弁護士なんて誰も信用なんてしてくれないんだからね。
きっとデスクの上だってぐちゃぐちゃで私に片付けさせる気なんでしょ？
どうせ雑用係のために私の事引き受けたんでしょ？
まぁ、もうどうでもいいけど。
「ため息ついてないで早く入ってよ(笑)それとも出直す？」
「・・・失礼しました。入ります。」
また小さくため息をついて部屋の中へ足を踏み出した。
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えこる(プロフ) - 米(ヨネ)さん» そして、いっぱい調子乗っちゃってくださいヽ(´▽`)ﾉどんなよねちゃんも先生は大好きだから、色んなよねちゃん見れてきっと大喜びよ(笑)またそのうちチェリーに登場してもらいたいな( ＾＾ ) (2019年4月19日 21時) (
レス) id: 010ac42581 (このIDを非表示/違反報告)
えこる(プロフ) - 米(ヨネ)さん» よねちゃん♪何度も読んで下さってありがとうございます！お星様、たくさん押して貰ったつもりでいるよ。目に見える物が全てじゃないからね。ちゃんと気持ち伝わってます。ありがとう(*´艸`) (2019年4月19日 21時) (レス) id: 010ac42581 (このIDを非表示/違反報告)
米(ヨネ)(プロフ) - (続き)もうホント最初っから私ってば愛されてたのね☆とか調子に乗ってみてもいいですか、ダメですか。ふざけてる先生も真面目な先生もカッコイイ先生も弱ってる先生も、もうとにかく何もかもが愛おしくて。相変わらずホワッと心あったかくなるお話で嬉しかったです。 (2019年4月18日 23時) (レス) id: c17294886d (このIDを非表示/違反報告)
米(ヨネ)(プロフ) - お星様が一回しか押せない事が納得できないんですが(唐突w)完結おめでとうございます！一度続きから読ませていただいてエンドしたけど最初から読み直して参りました☆愛しの翔ちゃんと素敵な恋愛させてくださって有難うございました！ぐふっ(続く) (2019年4月18日 23時) (レス) id: c17294886d (このIDを非表示/違反報告)
えこる(プロフ) - ともさん» ともさん♪無事完結しました〜！最後までお付き合いありがとうございましたm(_ _)m！ (2019年4月18日 7時) (レス) id: 010ac42581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えこる
作成日時：2018年11月5日 23時
